テレキャスターの魅力を語ろう

むかし中央線のとあるライブハウスによく入り浸ってたことがあるんだけど、
そこに出てた素人のバンドさんでギターを弾いてるおっさんがいたんだ
見た目は四十代くらいの小汚い長髪で宮崎勤みたいな感じ（悪気は無い）だったんだけど
そのおっさんが今まで俺が味わったことのないほど物凄く生々しい音で奏でてるんだよね
もう口では表現できないくらい露骨で、だけど透明感があって身の毛がよだつような音っていうのかな？
それが何を隠そうフェンダー社製のテレキャスターだったんだよ
興奮してライブの後話しかけたらギターに触らせてくれたんだけど…ふと思ったんだ
これって繊細な人にしか使い熟せないギターなんじゃないのかな？って
それにその人はエフェクター類全く使ってなくてアンプのゲインとリバーブ少々だった
余分なものを一切削って音のみに貪欲っていうのかな？
見た目とは裏腹にセンシティブで、音楽を通じてそういう人と出逢えたことが凄く嬉しかった

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