>>1 どの程度のレヴェルまで勉強したいんだ?
和声法や対位法がちゃんとできるようになりたいのか、それとも
「なるほど、和声法ってこういうものだったのかあ」的な教養としての知識でいいのか。
「中〜上級むけ」といいながら、芥川也寸志氏の「音楽の基礎」は初歩以前の読み物だし...
たとえば対位法なら『名曲で学ぶ対位法』柳田孝義あたりは楽曲の実例が多く、
『対位法 基礎と実習』石田純雄などは明快でラフではあるかもしれん。
ただ、しっかりと勉強したいなら『厳格対位法 パリ音楽院の方式による』山口博史
あたりが作例がちゃんとしてるんじゃなかろうか。最近のものでってことで言うと。
定番はビッチュ/矢代だろうけど、あれは正直、初心者には向かないと思う。
和声法なら、とりあえず基礎的な知識はスレ画にあげてる『和声』1〜3巻でいいだろう。
けして文章は明快ではないが、まあ、音楽的能力がない人でも、その本の通りに
やっていけば、なんにせよ和声法ができるようにはなる。
理由とかまで気になるなら、ピストン/デヴォードの『和声法』あたりはどうだろう。
値段は高いけどな。
ただ、和声法については「中・上級」というならば、本を読むよりもシャランや
ビッチェなどの課題集に取り組むほうが効率はいいと思う。日本のものでというならば、
矢代秋雄の『和声法集成』がある。
管弦楽法は、まあ定番は伊福部だろう。新版も出たし、なにをためらう必要がある?
ほかにもいろいろあるけれど、長文になってきたからまた今度。
ただしいずれも、ちゃんと習得したければレッスンに通ったほうがいいよ。
そのほうが話がはやいし、対位法や和声法にはどうしても「口伝」的なコツがあるから。
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