>>36 シェーンベルクは詳しくは知らないけど、1つの小節の中で12音をそれぞれ均等に扱う作曲手法じゃなかったっけ?
モードって例えばリディアンなら#11、フリジアンならb9のようにそのモードにとって重要な音があるけど、
シェーンベルクは12音全てを同じ位置づけにしてるとかだから、モードよりもより自由度が高いのかもしれない。
ジョン・ケージとかはモードが決まってると思う。ただ、メロディとかよりもパルス信号のような物の重ね方を
重視してるような気がする。ケージのCDは1枚持ってるけど、聴いてて本当に気分が悪くなった(吐いた)から以来
聴かなくなった。凄い気がするんだけどね。
ちなみにアラン・ホールズワースはモードではなく独自のスケールの捉え方をしてる。
彼はスケールの中心音というものを決めている。
ここでいう中心音はそのスケールの重要な音という意味ではなく、インターバル的な中心音、つまり本当に数学的
に決められた音を中心音として採用している。
例えば「Cメジャースケール」を彼は「DX」と独自の呼び方、捉え方をしている。
この場合Dの音が中心音ということになる。
つまり、Dを中心に音のインターバルを考えると左右どちらに行っても全半全になる。
A←B←C←D→E→F→G
だから機能的というよりも数学的にスケールを捉えている感じ。
このようにしてスケールを捉えているため、常人には発想できないようなフレージングが可能になっていると考えられる。
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