楽譜を読むのが物凄く苦手です。苦手どころか苦痛。
童謡などの簡単な楽譜でも初見演奏ではつまずきます。
昔やってたクラシックギターは「音符の景色を記憶の引き出しのスイッチにするような感じで弾いていた」ので、
読譜しながら弾いているという感覚はなかったと思います。
「大聖堂」とか「シャコンヌ」とか結構難しい曲も弾いていましたが殆どが記憶によるもの。
今、それらの楽譜を見て弾けと言われても「ほぼゼロからやり直し」くらい大変で、弾く気は起こらないほど苦痛です。
初見ができる人は「今弾いているところの次の拍(小節)を読む」らしいですので、簡単な曲で
「次の拍を読んでいく練習」を試みたことが何度もありますが、次の拍を意識することで
「今読んでいるところの処理が余計に重たくなり、ますます譜読みが遅くなる」という困ったことになってしまいます。
まるで大きな岩がゴロゴロ転がっている道を自転車で走るかのような感覚。
先の岩を意識して目の前の岩にぶつかるような感じです。
「譜読みが苦手だったが克服した」という話は聞いたことがありません。
知り合いのピアノの先生も「譜読みが苦手な子は何年経っても苦手なまま」と言っています。
ワーキングメモリの問題なのか、楽譜と最初に出会った時点で間違えた処理の仕方を覚えてしまったのか…。
まあ、何年もギターをやっていて譜読みが一向に強くならないので、恐らく生きている内に譜読みに強くなることは
ないでしょうが「苦手なら苦手なりに弾く為のコツ」であるとか、「読める人の感覚」だとか、
譜読みについていろいろ語りましょう。
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